ジョルジュ・バルビエ(George Barbier, 1882–1932)は、20世紀初頭のフランスを代表するイラストレーターで、アール・ヌーヴォーからアール・デコへの橋渡し役を担った芸術家です。ナントに生まれ、パリの国立高等美術学校でジャン=ポール・ローランスに師事しました。1911年の初個展を機に一躍注目を集め、以後『ガゼット・デュ・ボン・トン』誌をはじめとする高級ファッション誌で、優雅な女性像を描く挿絵画家として名声を確立します。日本の木版画に着想を得た手彩色技法「ポシュワール」を巧みに用い、鮮やかな色彩と繊細な線描による華やかで様式化された世界を作り上げました。舞台や映画の衣装デザイン、宝飾品、壁紙のデザインなど幅広い分野でも活躍し、バレエ・リュスとの関わりでも知られています。1932年、49歳で死去。
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